投資の勉強③ 損益分岐点について
こんにちは!
今回は、投資信託の勉強その③ 損益の分岐点について書いていこうと思います。
まず、投資信託はすべての人が始めていくべき資産形成だと僕は考えています。
理由は以下の3つです。
①比較的低リスク・低コストで経済の動向を感じることができる。
②昨今の低金利な状態なら、1円でもプラスに推移できたら勝ち。
③積み立ての福利効果。
そんな投資信託ですが、
「自分が買った投資信託の基準価格がいくらになればプラスになるのか」
これがが分かると、もっと楽しくなります。
簡単な計算でだせますので是非見てください。
(税金や分配金を考慮するとかなりややこしいので今回は割愛します。)
前回までの復習
基準価格とは・・・投資信託の値段 10,000口単位での表示
〇仮に10,000円の投資信託銘柄を、100万円分買った場合
1,000,000円(手元資金) ÷ 10,000円(基準価格) ×10,000口
=1,000,000口(保有する口数)
〇基準価格が10,000円 → 10,100円に上がった
10,100円 × 1,000,000(保有口数) ÷ 10,000口
=1,010,000円(手元に戻ってくる金額)
〇利益は
1,010,000円 - 1,000,000円(当初購入金額) = 10,000円(利益)
手数料
投資信託はプロに運用を任せるものであり、そのプロたちに支払うコスト=手数料がかかってきます。
一般的に
①外貨・アクティブ型(積極的に投資信託の中身を変更していくタイプ)
手数料→3.3%(税込)
②国内・インデックス型(決まった型があり、あまり中身をいじらないタイプ)
手数料→2.2%(税込)
の2パターンが多いと思います。(最近は買付の手数料がないものも増えてきましたが。)
この手数料は最初に引かれてからスタートします。
つまり、
〇10,000円の投資信託銘柄を、100万円分買った場合(手数料2.2%とすると)
(1,000,000円(手元資金)-22,000円(1,000,000×2.2%)) ÷ 10,000円(基準価格) ×10,000口 =978,000口(保有する口数)
となってしまうわけですね。
損益分岐点
投資信託の損益分岐点とは手数料をカバーできるにはいくらの値上がりが必要なのかがポイントになります。先ほどの手数料分考慮した場合、いくら基準価格が上がればトントンまでもっていけるのでしょうか。
???円(基準価格)× 978,000口 ÷10,000口 =1,000,000円
???円(基準価格)=1,000,000円(当初金額) × 10,000口 ÷ 978,000口
???円(基準価格) =10,224.9488...円
つまり基準価格が10,000円→10,230円に上がれば、この銘柄はプラスになると考えることができるのです。
損益分岐点を応用した考え方
この考えを使えば、「この投資信託銘柄は、過去もっと高くなっていた時もあった、10,230円くらいは達成できるだろう」といった銘柄を選ぶ基準にすることもできるのです。
書いていたらかなりややこしくなってしまった。
この考え方をすると、自分の中での相場観をより強固なものにすることができると思います。
自分の中で相場観・軸があれば、より楽しく資産運用ができると思うので是非やってみてください。
まとめ
投資信託のプラスになる水準は計算で求めることができる。
いくら上がればプラスになるのか、が分かっていると投資はもっと面白い。
それでは、さよなら。