【連休終わりに一読】読書⑥ 会社に行きたくない。さて、どうする?
こんにちは!
今回は、和田 秀樹氏の著書
「会社に行きたくない。さて、どうする?」
について書いていきます。
早いもので今年も、もう5月。
5月病などが囁かれる時期になってきました。
新型コロナウィルスの影響により、自宅待機が多い企業もたくさんあったと思います。
会社に戻った時のギャップは激しいですね。
実際僕も連休も明けで、明日から仕事です。
少しでも前向きに頑張りましょう。
ズバリ
この本のテーマは
我慢しない
です。
そして、作者はこのことを安楽生という造語で表現しています。
それでは、いきましょう!
会社での悩みについて、最近の動向は?
会社の悩みが表面化される指標として
メンタルの関係で1か月以上休みをとる、退職するというデータが用いられます。
少し前までは新入社員などの若手社員が多い傾向でした。
しかし、
最近は中高年の割合も高くなってきています。
一体どういう変化があるのでしょうか?
日本人の働くことに対する考え方・変化が原因
日本人の我慢して頑張るといった美徳
日本人には2つの考え方があります。
①かくあるべしという思考
がまんして会社に行くべき、社会人はこうでなくてはならないという思考・思い込みです
②2分化思考
会社に行くことは善・行かないことは悪
これは真面目な日本人の美徳です。
ですが、非常にストレスが溜まります。
美徳とする範囲が広がり疲れてしまった
人間関係の変化も、原因として挙げられます。
具体的には深く狭い人間関係から、広く浅い関係に変わっているのです。
これは、SNSやネットの発達により起きています。
広く浅い関係は、周りの目を気にする傾向があり疲れます。
これらが、会社で悩んでしまう要因です。
我慢をしない
様々な悩みにどう向き合っていけばいいのか。
本書では「安楽生」を呼びかけています。
安楽生とは
安楽死から著者が考えた言葉
心身穏やかに好きに生きること
職場・生活・環境すべてにおいて、自分のコントロール下におくこと
楽しく生きること
例えば、
体に良いからと無理に、美味しくない・食べたくない健康食を食べ続けない。
体に悪くても、自分の食べたいものを食べる。
タバコだって吸いたいのであれば吸う
つまり、安楽生=我慢しないことです。
会社であれば、
自分の個性を隠さない
職場の人に無理に合わせる必要はないということです。
なぜ我慢をしない?
最近の社会では、我慢は評価されません。
自分に合わない会社で、ずっと我慢していたとしても
「合わない会社なのによく頑張っているね!」
とは、まず言われません。⇒ 評価されません
成果も上がりません。
我慢を目的とすることで「我慢」=「給料」となってしまい
会社はそんなマイナス社員をずっと雇うほどの余裕はないのです。
会社の方針は変わった。
会社の方針は変わりました。
会社は自分たちを守ることはなくなったのです。
会社の方針の変化
年功序列の昇進・終身雇用の撤廃、
リストラ、完全実力主義
これらはバブル崩壊による、不景気で会社の体力が落ちたことが原因です。
自分>会社のスタンスで取り組もう
会社は自分のことを守ってはくれません。
自分の心身は自分で守っていく必要があります。
自分>会社のスタンスで進んでいくことが、自分を守ることにもつながるのです。
そして、その手段として「我慢しない生き方」⇒「安楽生」ということなのです。
まとめ
会社で悩む人は、日本人の美徳・広く浅い関係性によって起きている
我慢をしない、楽な生き方をしてみよう
我慢をしても、会社からの評価はない
感想
前に書いた、ぼっちの優位性に少し被るなと思いました。
無理に合わせるのではなく、自分の好きにやっていくことが大切。
自分のポジションを周りに依存するのではない。
自分のコントロールに置くことで、ストレスは圧倒的に軽減される。
これは分かります。とても共感できます。
会社はこれから、自分たちのことを終身雇用等で守ってはくれない。
これも非常に勉強になりました。
ただ、安楽生⇒これは極端すぎやしないかというのが感想でした。
理由として、糖尿病の患者が甘いもの食べたいから、好きに食べるといったニュアンスの文言があるのですが、「残される家族等のことを考えてなさすぎでは?自由過ぎでは?」と思ってしまいました。
僕は今まで通り家族や友人、会社の仲間達に迷惑をかけない程度で、好きにやっていこうと思います。
それでは、さよなら。